
タップダンス振り付けの作り方について
佐賀市在住タップダンサー 鶴 敏弘です
今日は、振付の作り方を私なりに書いていきたいと思います。
僕は、正直振り付け作るの苦手です。
初心者の方はどんな感じで作っていくのかさっぱり判らないと思いますので、私なりの振り付けの作り方を紹介したいと思います。
曲決め
最初は、振り付けで踊るための曲決めをします。
僕はJazzが好きなので、オスカーピーターソンやチックコリアなど世界的なJazzミュージシャンの曲や国内アーティストでは、サックスプライヤー本田雅人さんなどのフュージョン系を選びます。
とにかく聞いた時に「曲の流れが気持ちいい」と感じたものを選びます。
振り付けを作ったことが無い方やタップダンスの経験が浅い方はJazzは難しいと思います。
ポップスやR&B系の音楽は、曲の流れがそんなに複雑では無いので意外と作りやすいと思います。あと、自分が好きなアーティストの曲もいいと思います。
振り付け構成
1. まず曲全体を聴き曲の流れを確認します。例えば、盛り上がる曲の部分や静かに流れるような曲の部分などです。
2. ステップを考えていきますが、まず最初に基本のステップで構成した1小節や2小節分のリズムパターンを作ります。
振り付け全体をまったく違うステップで作っていたら、かなりの時間が掛かってしまいます。バンド演奏とか聴いているとドラムの演奏は1小節や2小節分のリズムパターンを繰り返し叩いているパターンが多いと思います。
タップダンスも振り付けの中にリズムパターンを入れていくと、作るのも楽になりますし、実際、踊るときも踊りやすくなります。
リズムパターンを4~5パターン考えたら、後は、リズムパターン以外の振り付けも考えていきます。
3. 曲の流れで盛り上がる部分は、足の動きが早いステップ、基本ステップの「スタンプ」や「ビール」で音を大きく出したり、静かな部分では、音を小さく出したりと曲の流れにあった振り付けを作ります。
踊りこみ
振り付けの大まかな構成が出来たら、曲を聴きながらの踊りこみをします。
振り付けの構成で作った振りを曲にはめ込んでいきますが、曲に合わないと思ったらどんどん振り付けを変えていきます。
何回も何回も繰り返し踊りこんで、修正をしながら最終的に作品に仕上げていきます。
上級者の方は、直接曲を聴きながら簡単に振り付けを作っていく方もいますが、初心者の場合、リズムパターンなど考えてから作らないとかなり時間が掛かってしまいますので、1曲作るのにも時間が掛かります。
私の場合、振りの全体的なステップは基本ステップを使います。後はカッコよく見せる部分は技系ステップを使います。正直、技系ステップはまだ得意では無いので沢山使いません(笑)。
私が思う一番のポイントは
私が思う一番のポイントは「好きな曲で振り付けを作る」というのが一番大事ではないかと思います。
選ぶ曲(ポップス、R&B、アフロキュバン、Jazz、ロックなど)は何でもいいと思います。
後は、色んなダンサーの動画(Youtubeなど)を見て真似をする。真似をした振り付けを沢山作っていったら、オリジナルの振り付けが作れるようになると思います。