
ジーンケリー主演 雨に唄えば
佐賀県佐賀市在住タップダンサー 鶴 敏弘です。
今日はタップダンサーも必見「雨に唄えば」について書きたいと思います。
「雨に唄えば」は何回も見ましたが飽きませんね(笑)。特にタップダンスシーンのところは何回も繰り返し見ます。
「雨に唄えば」とは
1952年アメリカ映画。サイレント映画からトーキー映画に移る時代の騒動を描いた作品で、大スターと新人女優のロマンスが絡んだコメディ映画。
「雨に唄えば」のタップダンス名シーンといえば、ジーン・ケリー演じる主人公が土砂降りの雨の中で、歌を歌いながらタップダンスを踊るシーンですね。もちろん皆さんご存知でしょう。
またエピソードとして、撮影のために長時間ずぶ濡れとなったジーン・ケリーが風邪をこじらせても撮影を中止せず、高熱の中でこのシーンを撮影したそうです。
参考文献:世界名作シネマ全集5
監督:ジーン・ケリー 、スタンリー・ドーネン
出演:ジーン・ケリー(ドン・ロックウッド)、ドナルド・オコナー(コズモ・ブラウン)、デビー・レイノルズ(キャシー・セルドン)、シド・チャリシー(ドンのパートナーダンサー)、ジーン・ヘイゲン(リナ)他
映画のストーリーもすごく面白く、最後はハッピーエンドで終わりますがタップダンサーの僕としてはどうしてもタップシーンばかりに目が行くので「雨に歌えば」の名タップダンスシーンの紹介及び僕なりの感想を書きます。
グッドモーニング
ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズの3人が、曲の前半は「グッドモーニング」を歌いながらタップを踊り、中盤から後半にかけて一番盛り上がる所は一糸乱れぬ圧巻のタップダンスを踊ります。
このシーンだけで14時間、40テイクも撮られていたという話です。
ステップの種類としては、主に基本ステップのシャッフルが中心で、技系のステップとしてプルバック、スライドが入っていたと思います。
とにかく、楽しく踊っているように演技しながら、ステップは3人ともぴったり合っている。
今このシーンを再現出来るタップダンサーはいるのでしょうかね。
モーゼス
ジーン・ケリー、ドナルド・オコナーが踊るデュオダンス。
曲の前半は"Moses Supposes"を歌いながらタップを踊り、中盤から後半にかけては二人が演技をしながら時にはジャンプしたり、椅子の上で踊ったりとダイナミックに踊るシーンは凄くカッコいい。
ステップの種類も多彩で、基本ステップ、技系のステップ殆ど入っています。足の動きの早さ、軽やかさ、もう神業。
「雨に歌えば」の中で一番好きなシーンです。
舞台版「雨に唄えば」
バレエダンサーのアダムクーパー主演(ドン・ロックウッド役)の舞台版「SINGIN' IN THE RAIN ?雨に唄えば?」も開催され、舞台版としては一番評価が高い。
感想としては、舞台の照明、演出など非常にお金がかかっている気がしますね。
なんといっても「雨に歌えば」の名シーンの雨の中でのタップダンスシーンは、本当の水を使ってアダムクーパーが踊っているシーンは圧巻でした。
タップダンスも素晴らしかったが、ダンスの部分はさすがアダムクーパーって感じです。
「雨に歌えば」最高のタップダンスシーンを見ることが出来ます。