
リズムを歌いながらタップダンス練習
佐賀県佐賀市在住のタップダンサー鶴 敏弘です。
以前、タップダンスの基礎練習方法についてという記事を書きましたが、今日は、続編としてリズムを自分で考える力を養う練習方法ということで書いていきます。
何だか難しそうな内容だと思いになりますが、やることは凄く簡単なので、タップダンス初心者の方にも是非やってもらいたいです。
まずはリズムを歌う
自分が好きな曲に合わせてリズムを歌い、曲と合うようにします。
僕がリズムを歌う場合、一拍を「タン」と歌い、半拍を「タ・タ」と歌います。
タップダンスの基礎練習の記事の中で「歩くことから始めましょう」と書きました。
普通歩く場合足を交互に動かします。
タップサウンドは「タン・タン・タン・タン」という一音一音一定のリズムが鳴ります。
この「タン」という言葉を、曲に合わせて口で歌いながら言います。
例えば「タン・タン・タ・タ・タン」「タ・タ・タ・タ・タン・タン」と歌った場合、曲に当てはめると2小節分になります。
まずは、好きな曲を聴きながらリズムを歌い、慣れてきたら色んなジャンルの曲(ジャズ、ロック、ポップス、ボサノバ、アフロキュバン等)で歌います。
特にジャズやボサノバなどは、興味がなかったら聴く機会も少ないです。
リズム構成も、ポップスなど普段聞いているジャンルとは違うので、最初は歌うのが難しいですが、やっていくうちに慣れてきます。
リズムを歌いながらステップを踏む
次に、リズムを歌いながら足を動かします。先ほど「タン・タン・タ・タ・タン」「タ・タ・タ・タ・タン・タン」と歌いましたが、このリズムを歌いながら足を動かしてみます。
まず、足は左右どちらから出発しても構いません。
リズムを足に当てはめると
「タン・タン・タ・タ・タン」
「右足・左足・右足・左足・右足」
「タ・タ・タ・タ・タン・タン」
「左足・右足・左足・右足・左足・右足」
となります。ポイントは「タ・タ」が半拍ずつなので、動かす足も速くなります。
今度は、ステップを踏みながら音を出していきます。
まず、爪先(ボール)だけで交互に動かし、次に、踵(ヒール)だけ交互に動かします。
踵(ヒール)だけのステップで、先ほどのリズムに当てはめると
「タン・タン・タ・タ・タン」
「右踵・左踵・右踵・左踵・右踵」
「タ・タ・タ・タ・タン・タン」
「左踵・右踵・左踵・右踵・左踵・右踵」
というステップの動きになります。
最終的には、爪先(ボール)と踵(ヒール)をミックスします。ミックスすると意外と難しいですが、何回も練習し慣れてきたらできる様になります。
曲に合わせながら
最後に、リズムを歌いながらステップを踏み、曲に合わせていきます。
この段階まで出来る様になったら、爪先(ボール)と踵(ヒール)だけの簡単なステップだけですが、即興タップを踊ることができる様になります。
ポイントとしては、リズムを歌う時は必ず曲に合わせて歌うことです。
歌いながらステップを踏むのは難しそうに感じますが、意外と簡単に出来ます。
歌っているリズムと曲が合わないとステップも合いません。
ステップが曲に合わないと練習している意味が無いので、曲をしっかり聴いて合わせることが凄く大事だと思います。
今回紹介した内容は、初歩のリズムを歌いながら練習する方法ですが、タップダンス初心者には、踊る上で重要な「タイムキープ」の練習も出来ますので、是非リズムを歌いながら練習することを薦めます。