【タップダンサー紹介】タップマスター ジミースライド

タップマスター ジミースライド

皆さんこんにちは佐賀県佐賀市在住タップダンサー鶴 敏弘です。

先日は世界のタップ王という題名で書きましたが、今日はタップマスターと言われタップダンサーの中では「伝説のダンサー」と言われる方について書いていきます。

ジミー・スライド

タップダンサー暦が60年以上と言われるタップマスターのお一人で、とにかくタップダンスを愛しておられる方でした。

基本ステップを物凄く大事にし、1つ1つの音を大事にされていました。あと、手足が長く踊っているときのシルエットの美しさは、映像など見ると惚れ惚れします。

僕も大好きなダンサーの一人です。

経歴

1927年10月2日ジョージア州アトランタ生まれ。

1940年代後半から1950年代前半にかけて、デューク・エリントン楽団、カウント・ベイシー楽団らビッグバンドと全米のクラブツアーに同行。

1989年ブロードウェイミュージカル「Black & Blue」が大ヒットし、トニー賞にもノミネートされる。

映画出演はグレゴリー・ハインズ主演「TAP」「ラウンド・ミッドナイト」「コットンクラブ」など、今も多くの人に愛される名画にも度々出演。「TAP」では、サミー・デイビスJrや少年時代のセビオン・グローバーと競演し、劇中でタップを踊るシーンは現代のタップダンサーにかなりの影響を与えた。

2002年には、オクラホマシティ大学から、舞台芸術の名誉博士号を授与

スライド

タップダンスには「スライド」というステップがあります。「スライド」とは、シューズを床につけたまま様々な方向に滑らす動きです。

実際、ジミーの映像を見ないと判りにくいですが、判りやすく言えばアイススケートのように滑りながら踊る感じです。

とにかく、ジミーの「スライド」をしながらタップダンスを踊っている姿はエレガントです。国内のタップダンサーにも影響を受けている方は沢山いると思います。

中でも、日本人のタップダンサーの中で唯一の直弟子と言われる方がいらっしゃいます。Jazz Tapで有名な川村隆英さんです。

Taka Slydeと言われるぐらいスライドの名手で、Liveで実際見たことがありますが、凄くカッコいい。

今、沢山のタップダンサーがスライドを入れた振り付けを踊られていますが、「先駆者」のジミーには及ばないと思います。

日本での出演

東京に、スタジオタップイン加藤邦保先生率いる「JAM TAP DANCE COMPANY」というタップダンスカンパニーがあります。

このカンパニーの公演にジミーさんが出演されています。僕は生で踊っているジミーさんを見たことは無いですが、知り合いが見たことがあったので話を聞いたら「映像と生でまったく違う」と言っていました。

やはり一番すごいと実感してもらう為には映像で踊っている姿を見たほうが早いと思います。

Jimmy Slyde at the White House

ジミー・スライドさんはタップダンサーの誇りです。

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